
こんにちは!
3児の母、りすみです。
「たつお、育休はじめるってよ。」
育休とって宮古島プチ移住生活をした、わが家91日間の物語を全11話にわたって書いてきました。
まとめ編となる今回は!
育休を取ってから宮古島プチ移住したダイジェストと共に、夫婦の総評を書いていきたいと思います。
育休のメリットを本音で書きました。
育休取得に悩まれている方、育休の大切さについて知りたい方はぜひ読んで頂きたいです。
たつおの育休ダイジェスト
【第1話】2人育児の苦悩。そして3人目にして初の長期育休を決断!
【第2話】育休中に宮古島プチ移住を考えるようになったきっかけ。
【第3話】宮古島プチ移住計画開始!内容&費用、大公開!
【第4話】育休中のお金の話。そして育休中の決意!
【第5話】育児初心者のリアルな奮闘日記。
【第6話】主夫と新生児の成長記録。
【第7話】宮古島プチ移住の準備中!想定外のトラブル!
【第8話】ついに宮古島へ出発!両家を巻き込む大プロジェクト!
【第9話】宮古島での過ごし方。夢のような生活。
【第10話】台風接近中!雨の日の過ごし方。
【第11話】さようなら宮古島。そして育休生活終了。
たつおの総評
ここは、たつお本人から聞いたことを書きました。
私が思ってた以上に素敵な総評でした。(失礼。笑)

- 家事・育児は夫婦が協力して行うべきタスクである。
- 主婦に休みなし。土日は働く父のためだけの休日ではない。
- 専業主婦(ワンオペ主婦)は孤独である。
- 仲間がいることの安心感はハンパない!
- 小さな成功体験の積み重ねが「幸せ」を引き寄せる。
- 逆に成功体験を得られなければ「不幸」を呼ぶ。
「子どもと日常を過ごす」ということの、大変さを3人目にして初めて実感することができました。
3人目が生まれた時は、父になって5年半。
仕事が休みの日などは、父親として子どもたちと接する時間を大切にし、十分に役目を果たしてきたつもりでした。
家事育児にも世間一般の父親よりも積極的に関わってきたつもりでした。
でも、主夫生活を始めてみて、その思いはほんの数日で「甘かった」ことを痛感させられました。
母親が、家事・育児をすることが大変なことはわかっているつもりでしたが…。
- 子どもの面倒を見る
- 一緒に生活をする
- しっかり毎日向き合う
ということが、いかに難しいことか。
そのことを妻が毎日苦労し、大変な思いをしていたことに初めて気付きました。
「主婦には休みはない」とはいえ
- 働いているわけじゃないんだから、時間の割り振りなんて自由じゃないか。
- 最低限の家事さえ済ませば、テレビ見たり、昼寝したり自由にできるじゃないか。
- 夫は外で働いているのだから、たまの休みくらい家でゆっくりしてもいいじゃないか。
- 夫が休みの日は家事も育児も協力しているのだから、妻一人の時より楽になっているはずじゃないか。
なんてことを、1ミリでも考えている父親がいるなら。(いっぱいいると思いますが)
その考えは

今は令和の時代ですよ。
そんな考えずっと続けていたら…。
最愛の妻に、相手にしてもらいたいときに相手してもらえない将来が待っていますよ。
男は生涯、引退するまで働き続けるもの。
一般的にはそのように考えられているのではないでしょうか。
たつおも結婚し、家族を持った以上は現役引退まで働き続けなければならないと考えていました。
仮に、22歳で就職し60歳で定年を迎えるのであれば、38年間働き続けることになります。
これって、みんなが通る道だから仕方ないと受け入れつつも、けっこう精神的にはしんどいですよね。
学生の頃は、夏休みや春休みがあって、それなりにまとまった休暇がありました。
ここで一息、気分転換ができたんですが、働き出すとそんなわけには行きません。

ってなりますよね。
でも、実際に取れる連休は
- 年末年始
- ゴールデンウイーク
- お盆休み
どこへ行こうにも混雑必至。旅行も超高額だし。
何より、なかなか思い通りに休めません。
定年まで、一息つけないのか。
長いなーと思って、仕事に対するモチベーションが下がりつつありました。
そんな中、キャリアのちょうど折り返しくらいの所で、育休という形で3か月仕事から離れることができました。
仕事と離れることで、
- 単純に仕事から離れることができた幸福感
- 家族とべったり生活できることの幸福感
- 仕事があるということの幸福感
を得られることができました。
特に、仕事があることの幸福感を感じられたのが、たつお的にはとても大きいものでした。
具体的に、退職したいとか転職したいとか考えていたわけではありませんでしたが。
同じ組織の中で休みたいけど休めない中、この生活をまだ20年近く続けていかなければならないことへの疲労感が、かなりたまっていました。
そういう蓄積された疲労が3か月の間に一掃されて、育児という違う形の疲労感を体験したことによって!
仕事の疲労なんて大したことないと思えるようになりました。
少なくとも、仕事上では大人を相手にするので意見が対立したところで、なんらかの解決に向かうことができます。
「ちょっと待って下さい。」とか「検討して回答します。」とかが通用したり「それは違うんじゃないですか。」とか反論できる。
そのことが、どれほど幸せで楽なことか!と考えられるようになりました。
仕事に優先順位をつけて、タスクをこなしていくということは、小さな成功体験を積み重ねていること。
それ自体が、幸せなことなんだと気付くことができました。
そして、四六時中子どもたちと向き合っていると、
- 考え事をする
- テレビを見る
- 本を読む
- トイレに行く
そんな些細なことさえ、妻が思い通りに達成できていなかったことに、初めて気づきました。
そんな妻に対して以前よりも寛容に接することができるようになったのは当然の話ですよね。
育休から3年が経過し、あの頃に抱いた気持ちをすこしだけ忘れかけていたような気がします。
時には妻をいらだたせたり、悲しませたりしてしまったこともあっただろうなと、ちょっと反省しています。
でも、こういう事に気付けるようになったのも、思い切って育休をとった経験があるからです。
育休後は、それ以前より充実した時間を過ごせていると感じています。
育休はメリットだらけ!!!

私の総評
2人目までの育児はほとんど1人でやってきました。
ホルモンバランスが崩れている上に寝不足。
そして自分の自由な時間なし。
心も身体もボロボロでした。
夫婦の関係もギスギス。(私の一方的な気持ちが入ってます。笑)
ところが、3人目を産んだ後はそんなことはあまり感じませんでした。

たつおが産後3カ月という大切な時期に、育休を取ってくれて向き合ってくれたおかげです。
- 育児中は周りの人にとにかく甘えまくるべき!
- 辛いことはすぐに夫に伝える!
- 家事育児をしてくれた時は、オーバーに褒めて感謝する!
- 当たり散らしても、必ず後でフォローする!
- 夫が家事育児をしている時はあまり手と口を出さない!
2人目までは、仕方のない環境だし、これが普通と頑張っていましたが…。
もうココロもカラダも限界だったんですよね。
今だから言えることですが、1人目だろうが3人目だろうが、母一人では子育ては無理です!!
愛する子どものはずなのに、あまりにも大変すぎて可愛いと思えない瞬間がたくさんありました。
そのことがおかしいんじゃないか、母として失格なんじゃないかと、何度も自分を責めたりもしました。
もし、1人目から夫と共に子育てをしていれば…。
もっと早くから辛い現状に向き合ってもらっていれば…。
もっと楽に子育てができたんじゃないかと思います。
3人目はそのことが分かっていたので、妊娠前から強く主張し続けました。
そして夫が育児に協力してくれたおかげで、初めて本当の子育ての楽しさを実感することができています。
育児をするにあたって、仲間がいることがこんなにも幸せなのかと痛感しました。
たつおが育児家事と本気で取り組んでくれたおかげで本当に救われたのです!
たつおの育休中は、私の身体がしんどかったので、上の子2人の相手と家事はほとんど任せてきました。
その間どのように、たつおが家事育児をしていたのか、ほとんど知りません。
口だしも手出しもしませんでした。

私もそうですが、本人のやり方があります。
それを尊重し、やってくれたことにオーバーでもいいから感謝の気持ちを伝える!
私の役に立ちたいたつおは、何でもできる男にどんどん成長していったのです!!
私はハッキリ言って鬼嫁だと思っています。

気分の悪い時やしんどい時はたつおに当たり散らしたり…なんてことも多く。
その後は言い過ぎたと反省。

これも自分で言っちゃう(笑)
子どもは20年ほどで自立し、自分たちの人生を歩んでいきます。
夫婦はそれよりも長い時間を共に過ごします。
私は子どもたちが巣立っても、死ぬまで夫婦仲良く過ごしたいのです。
いつまでも居心地の良い関係でいたい。
そのために、元は他人だった夫に思いやりと感謝の気持ちを常に忘れず!
夫婦の関係を時間の経過とともに、より強力で良好な関係にしていきたいと思っています。
なので、とてつもなく当たり散らした後は、気持ちを落ち着かせて。
きちんと謝って感謝の気持ちを伝えるようにしています。

私が夫の育休中に実践したことを簡単に言うと
- 全てを夫に任せる
- 感謝の気持ちを伝える
- 自分も頑張らなければ!という気持ちを捨てる
3人も産んでやっと、上手く立派な主夫に育てられた方法です。
育児仲間がいることで、本当にココロもカラダも楽に子育てをすることができました!
これに本気で向き合ってくれた夫に心から感謝しています。
- 母親が大変な時に寂しい思いをさせない。
- すぐ子どもの願望を聞いてあげられる。
- 子どもの行事に参加できる。
- 父親に懐く。
産後すぐは重症のケガを負ったようなダメージ。
それに加えて生活リズムがバラバラな新生児のお世話。
正直、その状態で上の子2人の相手なんてとてもじゃないけどできません。
夫に育休を取ってもらうと、上の子のお世話を任せることができます。
- かまってほしい
- 遊んでほしい
- コレしてほしい
すべての欲望をすぐに叶えてあげられるので、寂しい思いをさせずに済んで、本当に良かったです。
子どもが幼稚園や小学校に行くと、行事が本当にたくさんあります。
月に1回か2回。
小さな赤ちゃんを連れて、寝不足のしんどい身体で参加するのは本当に大変です。
そんな時に夫が行ってくれると本当に助かりました。
夫が世話を積極的にするので、子どもたちも嬉しそうです。
もちろん父親に懐きます。
忙しくしている時に父親に頼ってくれると本当に助かるんです!
私もイライラしなくて済むので、家族みんなハッピー!
母親が笑顔であれば家族みんな幸せと言っても過言ではありません!
父親の行動や言動一つでこんなにも変わるのか!というくらい家庭内が明るく幸せになります!
最後に
夫婦の総評を読んでくださりありがとうございました。
あまりにも感情が高ぶって長々と書いてしまいました。(笑)
3カ月という夫の育休。
メリットがありすぎてうまくお伝えできたか分かりませんが…。
- 産後は重症のケガを負っている(少なくとも私は産後半年は不調続く)
- ホルモンバランスが崩れているせいで情緒不安定
- 寝不足続きで心が折れる
母親はこの状態で子育てをしています。
やめたいと思っても、やめることなんてできません。
子どもたちは、親の都合などお構いなく、自分たちの要望を伝えてきます。
相手が赤ちゃんとなると、要望を伝えることさえできません。
小さくて大きな命を育てる以上、目を離すわけにはいかないのです。
1人の目で対応するのか、2人の目で対応するのか。
どちらが大変かなんて、誰が考えても明白ですよね。
父親はそのことを胸に深く刻んで、母親とともに、大切なかわいい子供たちと向き合っていただきたいと思っています。
「たつお、育休はじめるってよ。」
シリーズ化も終わってしまいました…。
育休が取りづらい社会、男性育休に理解を示してくれない人が多いこと、そんな世の中なのは重々理解しているつもりです。
しかし!!
私達は男性長期育休が当たり前になる世の中になるまで、育休をとる良さを発信していきたいと思っています。
私たちのこの体験談が、一人でも多くの人に届くことを願って。
